今年、新しい一歩を踏み出した。
その場所は、朗読劇『少年口伝隊一九四五』
舞台美術として関わり始めて数回、稽古や打ち合わせに足を運んでいる。今まで出会ったことのない新鮮な顔ぶれの中に飛び込むことで、また新たな気付きや考えが生まれてくる。
人の動きの中、言葉の中、動かそうとする力、動こうとする力、悩む様子、試みる様子...
創る現場は、やはりおもしろい。
今、みんな動こうとしている。そんな勢いが心地よい。
人と本しかないところに、いろいろなものが見えてくる。そこに本当に目に見えると良いと思ったものを制作してみようと思う。
制作サイドは動き始めた。
演出の彼が、イメージをどんどん明確にしていってる。制作物で演出する立場でいろいろとぶつけてみようと思う。
衣装の娘が、いい目をしている。持てる力を発揮できる環境をつくってみたいと思わせてくれるから、デザイン画でフォローすることにしてみた。
またこことは別にこうした話をできる娘がいる。
結構似たものを持ってるので話の軸は定まりやすく、かといって違う人生を歩んできているから幅広く話せる。いろんなジャンルの話をしていても、ちゃんと受け止め、ちゃんと返してくれる。だから、ちゃんと受け止め、ちゃんと返したくなる。
話せる相手というだけでなく、その存在が動く力にもなっているところもあるから、また一緒に何かをやりたいものだ。
今、「人」に恵まれていると思う。